マニフェスト型選挙の推進のため、選挙でお約束した公約の達成状況を公開しています。
公約は、投票してくださった区民の皆様と私との大切な契約です。
選挙でお約束した内容を任期中、どの程度実現することができたのか。次回の「契約」を結ぶに足りる仕事をしてきたのか。区民の皆様の審判のご参考にしていただこうと考えています。
このページでは、2019年4月に行われた、墨田区議会議員選挙の際に、選挙公報・選挙ビラ・演説等で区民の皆様にお約束した内容を記載し、随時、実現状況を更新していきます。議員任期は4年間、2023年4月30日までとなります。
進捗状況は、未着手、進行中、達成、不達成の4種類とします。
公約の中間評価(2023年3月21日現在、任期4年満了) 89点
達成を100点、計画に位置付けられたもの(達成予定)を80点、議論に着手し進行中のものを60点、未着手・不達成を0点としたところ、平均点は最終的に89点となりました。
・大学誘致の実現と教育・まちづくり・産業との連携 達成(100点)
・旧京島三丁目交番の代替となる「統合交番」の実現 達成(100点)
・災害時の生活用水の十分な確保 達成(100点)
・実践的な防災訓練の実施 進行中(60点)
・全小中学校体育館に冷暖房を設置 達成(100点)
・賛育会病院の旧立花中学校跡地への移転・高齢者施設の誘致 進行中(80点)
・規制緩和による待機学童対策の推進 進行中(60点)
・医科・歯科検診の充実 進行中(100点)
・文花テニスコートのオムニコート化 進行中(80点)
・草刈り契約回数の増加 進行中(100点)
・公共調達基本条例(公契約を含む)の制定 進行中(80点)
・町会・自治会振興条例の制定 進行中(80点)
・政治倫理条例の制定 進行中(100点)
・学校図書の充実を図ります 進行中(100点)
・自衛官募集事務の改善 達成(100点)
大学誘致の実現と教育・まちづくり・産業との連携 達成
文花地区に情報経営イノベーション専門職大学(iU)・千葉大学の誘致を実現し、小中学校との教育連携、まちづくりや地元産業の活用・育成に資する連携、食堂や図書館の地域開放を行います。
小中学校との教育連携については、iUへの私からの質問に対して、現在前向きに検討しているとの回答がありました(2019年8月2日現在)。
食堂や図書館の開放については、iUへの私からの質問に対して、開放を約束してくれました(2019年8月2日現在)。
食堂については、コロナの影響もありますが、地域開放が実現しました(2020年末現在)
千葉大学については、耐震・不燃化を行いつつ、下町情緒を残した空き家の改修計画について発表がありました(2019年8月2日現在)。この動きを議会としても応援していきます。
千葉大学を核とする産学官金連携のまちづくり組織(UDCすみだ)について検討が進められています(2020年12月28日現在)。
旧京島三丁目交番の代替となる「統合交番」の実現 達成
旧京島三丁目(愛国橋)交番の代替となる交番を、京島地区に早期に新設します。交代勤務体制を敷いて、常時警官がいる交番を目指します。また、(女性が被害者となる犯罪に備えて)女性警官の配置も行われる交番を目指します。
2019年9月10日、旧とらばし児童遊園に開設予定。勤務体制については3人×4交代制で、女性警官の配置も実現しました(2019年8月18日現在)。
災害時の生活用水の十分な確保 達成
災害時の生活用水の十分な確保に向けて、京島二丁目に防災井戸を含めた防災広場を整備します。これが達成された後は、区内全体で河川から遠く、十分に生活用水を確保できない地域に、防災井戸などの設置を進める提案を行います。
担当課との打合せを行った結果、京島二丁目26番地に、防災井戸を含めた防災広場を整備する方針確認できました(2019年8月8日現在)。
整備工事が進み、2021年4月頃開園予定となりました。
実践的な防災訓練の実施 進行中
従来型の防災訓練から、発災型の実際に即した避難所運営訓練の実施を推進します。区内の防災訓練のうち、避難所運営訓練の実施・検討率(現在70%)を80%を目指します。
現在、防災課から積極的に、避難所運営訓練の実施について周知を行っていただいています(2019年7月1日現在)。
全小中学校体育館に冷暖房を設置 達成
区内全小中学校に、猛暑対策・災害対策としての冷暖房の設置を実現します。また、大規模災害時にも稼働できる体制整備を目指します。
教育委員会から議会答弁があり、2019年度初めに吾嬬立花中学校・竪川中学校に設置し、その様子を検証しつつ、2019年度内に区内全中学校10校への設置を目指します。また、2021年度までに区内全小学校25校への設置を目指します(2019年8月19日現在)。その後、工事が前倒しされ、2021年2月までに全小学校に配備が完了しました(2021年2月15日現在)。
全中学校への配備は、ガス式冷暖房の設置となりました(2019年9月30日現在)。ガス式は電気式に比べて地下に埋設されていること、耐震化工事が進んでいることから、震災時も安全性が高いと判断されます。他方で、高圧管・中圧管以外は、耐震化に問題があることから、学校と接続する部分のガス管(低圧管)の耐震化・交換を求めていきます。
旧学校体育館である、八広地域プラザ「吾嬬の里」、立花体育館については未設置であることから、災害時利用、平時の熱中症対策の観点から、こちらについても冷暖房を設置すべく、現在議会で提案を続けています(2021年2月25日現在)。
賛育会病院の旧立花中学校跡地への移転・高齢者施設の誘致 進行中
賛育会病院の旧立花中学校跡地への移転を着実に進めるほか、高齢者施設の誘致も目指します。
賛育会病院の旧立花中学校跡地への移転が、区議会に正式に報告されました。
この中では延べ床面積 5,000坪~6,000坪(約16,500㎡~約19,800㎡)、用 途としては 病院(199床)、病児・病後児等保育施設、2018~2020年度に基本計画・設計等を行い、2020~2022年度 に旧校舎の解体工事・建設工事、2023年度に病院の開設予定となっています(2017年12日、墨田区議会企画総務委員会)。
規制緩和による待機学童対策の推進 進行中
待機学童対策として、これまで社会福祉法人にのみ認められてきた補助対象を一定の基準を満たしたNPO法人等にも開放します。
委員会で質問し、担当課長からは、「要綱そのものを一度見直してみたいと考えている」と答弁がありました(2019年2月22日、墨田区議会予算特別委員会)。また、既に区内事業者からのヒアリング調査を実施済みです(2019年6月20日現在)。
医科・歯科検診の充実 進行中
妊産婦の医科・歯科検診の充実を図り、受診率を向上させます。また、予防医療の観点から、高齢者の歯科健診の充実を目指します。
国会議員との医療政策に関する勉強会に参加し、今後の予防医学の観点から、歯科検診の充実が有用であることが確認されました(2019年10月7日)。
これまで、向島歯科医師会・本所歯科医師会からの要望を受け、75歳、77歳、79歳後期高齢者歯科健診の導入に尽力し、実現しました(2020年4月現在)。
また、妊産婦歯科健診について、これまで産前または産後のいずれか1回しか受診できなかったものを、妊産婦の口腔環境を守るため、産前産後を通じて2回受診できるよう、議会で提案し、拡充が実現しました(2019年4月)。
文花テニスコートのオムニコート化 進行中
区内に最後に残っている文花テニスコート(クレーコート)を大規模改修し、大学誘致と関連して、文教地区にふさわしい外観を備え、オムニコート化します。このことにより、天候に左右されない、身体に負担の少ないコートの整備を目指します。
墨田区庭球協会からの要望を踏まえて、現在、実現に向けて議会質問を行いました(2019年10月7日現在)。
草刈り契約回数の増加 進行中
荒川河川敷や区内少年野球場・ソフトボール場については、夏季の草刈りが追い付いていない現状があることから、草の繁茂によるスポーツへ支障が発生しています。このことから、契約上の草刈り回数を増加させ、草の繁茂によるスポーツへの影響をなくします。
スポーツ振興課長と協議し、契約の更改について具体的な協議を進めています(2019年9月30日現在)。
公共調達基本条例(公契約を含む)の制定 進行中
自治体による調達は、自治体ができる唯一の経済対策です。このような観点から、競争原理を維持しつつ、区内産業育成につながる公共調達基本条例を制定します。また、下請け企業にもフェアな賃金を供給し、労働環境を改善するため、公契約条例も併せて制定します。
政策シンクタンク青山社中株式会社と協働し、墨田区議会自由民主党政策調査部会において条例起案作業を完了しました(2019年8月29日現在)。
町会・自治会振興条例の制定 進行中
地域コミュニティの核となる町会・自治会の自己改革を促し、時代に合ったものにしていくことで、新規参入を目指す、町会・自治会振興条例を制定します。
政策シンクタンク青山社中株式会社と協働し、墨田区議会自由民主党政策調査部会において条例起案作業を完了しました(2019年9月26日現在)。
政治倫理条例の制定 進行中
区議会における不祥事発生の要望と発生時のルールづくりとして、政治倫理条例を制定します。
墨田区議会議会改革特別委員会で、策定に向けて協議中です(2019年10月7日)。
学校図書の充実を図ります 達成
全小中学校について、文部科学省の設定した学校図書館図書標準の基準を充足させます。
学校図書館図書標準と比較して、本区の区立小学校については、25校中5校が未達で達成率80%、区立中学校については、10校中9校が未達で達成率はわずか10%、23区で最下位という状況を指摘(2016年第4回定例会)。
現在は、小学校が1校が未達で達成率96%、中学校が7校で 未達で達成率30%に改善、令和3年度までに目標値を達成する、と教育長が答弁(2019年度六月議会)。
今後さらに、調べ学習に対応する、社会や理科の分野の蔵書数増加を要望しました(2019年度六月議会)。
令和4年度末で小中学校のいずれも学校図書館図書標準100%を達成しました。
自衛官募集事務の改善 達成
現在、自衛官がすべて手書きで映している住民基本台帳の閲覧制度の運用を改善し、抽出閲覧やPCによる転記を認め、自衛官募集事務の非効率を改善します。
自衛隊法、住民基本台帳法及び閣議決定などの根拠をただし、改善を迫りました(2019年第一回定例会)。
この結果、これまですべての名簿から手書きで転記してきたものを、抽出閲覧方式に切り替えることとなりました(2020年12月末現在)。今後、PCによる転記やデータ提供等を求めていきます。
コメント